目次 憧れの飛行機


日本航空

全日空

日本国内航空


全日空のBOEING727
昭和39年4月1日。為替自由化に伴い海外旅行の自由化がスタートした。ただし、1人年間1回で500ドル(当時18万円)の外貨持出し制限付きだった。

翌年にはパックツアーが開始され、海外に出かける観光客が増した。しかし、まだ飛行機は一般的ではなく高嶺の花だった。

小学生の頃「羽田空港」に社会見学に行ったが、飛行機は子供にとっては現実的な乗り物ではなく「夢の憧れ」だった。

「ふうみん」が初めて飛行機に乗ったのは、昭和44年5月。伊丹から羽田へのフライトだった。

その年10月には北海道に、翌年には当時アメリカ領の沖縄にと飛行機に乗る機会は増えていった。

それから35年余り。フライトの回数は数百回を越え、海外にも30回以上出かけた。あの頃の飛行機に乗る高揚感がなくなったのは、何か寂しい気がする。
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